マックダイビング

マックダイビング(Muck Diving)とは、沈泥や黒砂の上を漂うようにゆっくりと進みながら、砂の中、石の下、沈んでいる流木、椰子の実の殻、ゴミなどに潜んでいたり擬態している、珍しいクリッターズを探すダイビングスタイルをいいます。同じ日の同じサイトでも、時間帯が異なれば全く別のクリッターズに遭遇する、まるで工場のシフトチェンジのような光景を目の当たりにすることでしょう。
マックダイビングは決して“汚い”ものではありません。時には沈澱物や砂地の上を這いつくばるようにして獲物を探す、その独特なスタイルから名づけられたものです。
マックダイビングのロケーションには欠かせない条件が幾つかあります。それは、泥または黒砂のスロープで、流れがほとんどなく、ハードコーラルにほとんど又は全く覆われていない、人間の居住環境に隣接した河口、入り江、海峡である、ということです。
レンベ海峡はマックダイビングに最も適したロケーショの一つであり、スラウェシ島北部の火山脈によってもたらされた微細な黒砂が、奇妙でレアなクリッターズと出遭うための完璧な環境を作り出しています。加えて、フィリピン、インドネシア、パプアニューギニアからなる“コーラル・トライアングル”のほぼ中央に位置するこの一帯は、世界で最も多様な魚類および無脊椎動物が棲息するエリアでもあります。
レンベ海峡で出遭える“アニマル”のほんの一例を挙げますと、ミミックオクトパス、ボロカサゴ、ウミウシ類、フランボヤンカトルフィッシュ、 ゼブラバットフィッシュ、ヘアリーフロッグフィッシュ、スターゲイザー、バンガイカーディナルフィッシュ、マンダリンフィッシュ(ニシキテグリ)、ピグミーシーホース、、、続きはエンドレスです。レンベ海峡はマクロを愛するダイバーにとってのパラダイスであり、マクロ・フォトグラフィーのまさに楽園なのです。
Black Hairy frogfish(ブラックヘアリーフロッグフィッシュ) Ambon Scorpionfish(アンボンスコーピオンフィッシュ) Zebra batfish(ゼブラバットフィッシュ) ウミウシ